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【トリカラーニムファ】

ニムファ・ミクランサの原種を求めて

ニムファ・ミクランサという名で販売されている水草には、実はいろいろな種類があることが分かってきましたので、僕が調べたものを表にしてみました。

水草の名前 特徴(花の色など) 花の咲く時間帯
ニムファ・ミクランサ

白色の花のタイプが原種と思われ、海外のサイトでわざわざ「white form」を名前の後に付けていることもある。浮き葉にムカゴをつける。白色の花びらとガクが接する部分のすじが独特の栗色になる(by Kit Knotts)。西アフリカ原産のスイレンであるが、米のフロリダに帰化し、イスラモラダや他のスイレンとの交雑種が出回っているため、品種の特定が困難になってきている。

昼咲き
ニムファ・イスラモラダ

青紫色の花をつける。米のフロリダのナーサリーが2000年にリリースしたのが初と言われている(イスラモラダはフロリダにある島の名前)。花びらは青紫色に白い水玉模様をつける。REDさんは、花弁にスが入ると表現。花びらの数は18〜23枚。浮き葉の裏側も緑色(by Sean Stevens)。

昼咲き
トリカラーニムファ

葉に緑と赤のモザイクと暗褐色の班が入るニムファで、種の特定が困難なこのニムファたちをこの名で呼ぼうとREDさんが呼びかけている。白花をタイプA、青紫花をタイプBとする。REDさんいわく「水中葉でもムカゴをつける特徴をもつ」とのこと。

昼咲き
レッドフレア

葉が緑と赤地の模様に黒いスポットが入ることから、フレアという名で売られているが、これは間違いで、上の他の種であると思われる(花を咲かせてみるのが一番!)。ホンモノは赤色の花をつけ、葉は濃い赤茶色。やや高温を好むとのこと。

夜咲き

どうでしょうか。完全に種の特定ができるものではないと思いますが、参考にしてください。それからREDさんは熱帯スイレン水槽開花への道というサイトを運営されている方で、うちのニムファの種の特定にあたり、大変参考にさせていただきました。うちのトリカラーニムファはイスラモラダに近く、タイプB(青紫花)になります。

以下は海外のサイトを検索した際の、ニムファに関する英単語とその訳(きっとこう訳すに違いないと判断したものも含む)です。

water lily,water lilies : スイレンまたはニムファ

hybrid : 交雑種

polka-dot,polka dots : 水玉模様

pad : 浮き葉

viviparous : ムカゴ(零余子)種